
2025年(令和7年)中の愛知県の交通事故発生状況が発表されました。
令和7年中で、半田警察署管轄内における人身事故発生件数は777件、死傷者数は901名、そのうち死亡事故発生件数は5件、死者数が5名となっています。半田警察署の管轄地域は、半田市、阿久比町、武豊町、東浦町、南知多町、美浜町の6つの市町村です。
推移を見ると、人身事故件数、死亡事故件数、死傷者数のいずれも年々減少傾向にあります。半田市や愛知県全体での令和7年中の交通事故の発生状況や、事故が起きやすい場所や時間帯などについて詳しく見ていきましょう。
愛知県半田市周辺の市町村別に見る交通事故発生状況
◆半田警察署管轄
- 半田市 373件 (内、死亡事故4件)
- 阿久比町 106件 (内、死亡事故1件)
- 東浦町 143件 (内、死亡事故0件)
- 南知多町 30件 (内、死亡事故0件)
- 美浜町 41件 (内、死亡事故0件)
- 武豊町 84件 (内、死亡事故0件)
◆東海警察署管轄
- 東海市 284件 (内、死亡事故3件)
- 大府市 266件 (内、死亡事故1件)
◆知多警察署管轄
- 知多市 183件 (内、死亡事故3件)
◆常滑警察署・中部空港警察署
- 常滑市 189件 (内、死亡事故1件)
令和6年と比較して人身事故件数が減少しているのは、半田市、東浦町、美浜町、武豊町、常滑市となっています。阿久比町、南知多町、東海市、大府市、知多市は前年より件数が増加しているものの、知多半島全体としては人身事故発生件数、死亡事故発生件数、死傷者数ともに減少傾向にあります。
半田市で交通事故が起こりやすい状況を詳しく把握しよう

ここからは令和7年の半田警察署管轄の市区町村のデータに焦点を当て、どのような道路の形状、路線、学区、時間帯に、どのような事故が多く発生したのか分析していきます。数値はいずれも愛知県警察本部交通部から発表された「愛知県の交通事故発生状況」を参照しています。
道路形状
令和7年の半田警察署管内で、交通事故が発生した道路形状のランキングを見ていきましょう。
- 交差点 338件
- 単路 255件
- 交差点付近 120件
- その他 64件
単路とは、交差点やその付近、踏切など以外の直線やカーブした道路のことです。一般的に人身事故の多くは交差点やその周辺、あるいは単路で発生しており、半田警察署管内でも同じ傾向があると言えます。交差点と交差点付近で起きた人身事故は777件中458件で全体の約59%、単路では約33%の人身事故が発生しています。
事故が発生しやすい交差点の特徴として、交通量の多い三差路以上の交差点であること、勾配があったり斜めに交差したりするなど複雑で視認しにくい構造になっていることなどが挙げられます。これらに該当する交差点ではドライバーに十分な注意が求められます。
路線・学区
愛知県警察本部交通部交通総務課による「令和7年 交通死亡事故発生概要」や半田市公式ウェブサイトなどによると、半田市内で交通事故が起こっている路線や学区は以下の通りです。
【路線】
- 国道247号線
- 県道碧南半田常滑線
- 半田環状線
- 名古屋半田線
【学区】
- 宮池学区
- 花園学区
- 乙川学区
- 亀崎学区
特に国道247号線では4件の死亡事故が発生しています。交通量の多い路線では慎重な運転を心がけましょう。
時間帯・季節
- 朝(午前6時~午前9時) 174件
- 昼(午前9時~午後6時) 435件
- 夜(午後6時~午後10時) 126件
- 深夜(午後10時~午前6時) 42件
どの市町村でも昼の時間帯に交通事故がもっとも起こりやすいですが、半田市周辺の昼の事故件数は前年と比較すると46件少なくなっています。また、朝と夜の時間帯もそれぞれ5件減少、19件減少という統計となりました。深夜では前年より4件増加しています。
昼の時間帯の中でも、人や車の交通量が増える夕方5時以降は日没時刻と重なるため視界が悪くなり、仕事などでの疲労も加わって注意力が散漫になる傾向があることから、交通事故が起きやすい時間帯と考えられます。特に冬場は日没が早くなるため、特に注意する必要があるでしょう。
この「魔の時間帯」の交通事故を防ぐには、暗くなる前からヘッドライトを点灯するといった対策が考えられます。また、歩行者は明るい色の服やライトに照らされて光る反射材を身に付けることを心がけましょう。
事故類型
交通事故を当事者の種類(人、車、自転車など)や事故発生時の動き(追突、右折、左折など)に基づいて分類した事故類型について見ていきましょう。
- 追突 227件
- 出合い頭 219件
- 右左折 98件
- 横断中 48件
- 車両単独 13件
追突事故が特に多く、次いで出会い頭、右折・左折事故、横断中の事故という順となっています。追突事故、出会い頭の事故、正面衝突事故は前年よりも減少し、その他の事故類型は増加という結果となりました。
半田市で交通事故に遭った場合の流れ

注意して運転していても、交通事故に遭ってしまう場合もあります。事故後にどのような対応をすべきか、流れを知っておきましょう。事故後に取るべき行動の大まかな流れは以下の通りです。
- 安全確認・けが人を救護する
- 警察と保険会社に連絡する
- 事故相手や目撃者の連絡先を控える
- 事故状況について証拠を残す
- 警察に「交通事故証明書」と「実況見分調書」を作成してもらう
- 病院に行く
- 保険会社と示談交渉をする
安全確認・けが人を救護する
まずは現場の安全確認を行います。安全な場所に車を止めてエンジンを切りましょう。けが人がいる場合は救急車を呼び、必要に応じて救護します。
警察と保険会社に連絡する
交通事故が発生した場合には警察に通報することが義務付けられており、怠ると刑罰の対象となる可能性もあります。軽微な事故であっても必ず警察を呼び、保険会社への連絡もしておきましょう。
警察に通報しない場合、交通事故の加害者であれば、後日被害者が事故による負傷を警察に届け出る際に「加害者は事故現場から逃走した」と申告され、より罰則が重くなるリスクも考えられます。事故の被害者でも加害者でも、必ず事故現場から警察に報告するようにしましょう。
事故相手や目撃者の連絡先を控える
相手の名前、電話番号、住所、車のナンバー、加入している保険会社などを確認してメモに残します。
事故の目撃者がいれば、念のため連絡先を教えてもらいましょう。後で相手と揉めた場合に第三者からの証言が有力な判断材料となるケースもあります。
事故状況について証拠を残す
事故現場の状況を写真や動画に残しておくことも重要です。車が衝突した部分や現場の道路状況、道路の見通しなどが分かるように証拠を残しておきましょう。
後で示談交渉や裁判となった場合に、相手方の言い分と相違があれば証拠を提示して検証することができます。
警察に「交通事故証明書」と「実況見分調書」を作成してもらう
警察が発行する「交通事故証明書」や「実況見分調書」は、保険金や損害賠償金を請求する際に必要となる書類です。必ず作成してもらうようにしましょう。
病院に行く
事故直後に怪我や負傷がないと思っても、病院で検査を受けることがポイントです。交通事故直後の興奮状態によって負傷に気が付かないケースや、「むちうち」のように事故の翌日以降に痛みが発生する症状もあります。
もし事故発生から数日後に痛みが出て治療を開始した場合、その負傷が交通事故によるものだとしても、加害者側の保険会社や裁判所に事故との関連性を認めてもらえない場合があります。補償を十分に受けるためには、事故直後に違和感や痛みがなくても、なるべく早く病院を受診して異常がないか検査を受けることをおすすめします。
保険会社と示談交渉をする
保険会社から賠償金についての案内が書面で届くので、内容を確認して金額に納得できなければ示談交渉をします。相手方の保険会社との交渉が不安であれば、専門家である弁護士に相談しましょう。
加害者側の保険会社は独自に定める基準によって慰謝料を算出しますが、これは裁判によって請求できる慰謝料の相場よりも低い金額となっていることも多くあります。弁護士に示談交渉を依頼することで相場に基づいた適切な慰謝料で交渉してもらうことができるため、示談金を増額できる可能性が高くなります。
半田市の交通事故トラブルは経験豊富な弁護士にご相談を
ご自身や家族が交通事故に遭ってしまったら、なるべく早い段階で弁護士に相談するのが重要です。半田みなと法律事務所では、愛知県半田市、東海市、大府市、知多市、常滑市など、地元の弁護士による交通事故の初回無料法律相談を実施しています。一人でも多くの交通事故被害者の方のお力になれればという想いから、初回は30~60分の法律相談を無料で承ります。
当法律事務所は半田市を中心に知多半島全域で交通事故をめぐるトラブルについてのご相談を多くいただいており、解決事例も豊富です。任意保険非加入の加害者から4400万円を獲得できたケースや、弁護士による的確な主張や資料収集によって後遺障害等級が上がり適切な給付金を受け取ることができたケースもあり、安心して治療に専念できる環境作りをサポートいたします。
立地も半田インターから車で3分、名鉄河和線青山駅から徒歩8分とアクセスが良く、キッズスペースも完備しておりますので小さなお子さまとご一緒でも大丈夫です。些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
交通事故・労働災害に遭い、辛い出来事を体験された中でも、弁護士に相談しようと一歩を踏み出した方が、こちらの記事を読んで頂けていると思います。私も数年前に、親族を事故で亡くしました。大きな驚きと深い悲しみが今でも残っております。一歩を踏み出したあなたの想いを、是非受け止めさせてください。



